梅雨のだるさ、たんぱく質不足かもしれません

梅雨になると、なんとなくだるい。やる気が出ない。気圧のせいだと思っていたその不調、たんぱく質不足も関係しているかもしれません。梅雨のだるさと栄養の関係を正直に整理して、無理なくできる食べ方をご紹介します。
梅雨のだるさ、たんぱく質不足かもしれません

梅雨のだるさ、もしかしたら気圧だけのせいではないかもしれません。

毎年この時期になると、なんとなく身体が重い。寝ても疲れが抜けない。やる気が出なくて、自分を責めてしまう。そういう方、けっこう多いんですね。

「梅雨だから仕方ない」「気圧のせい」

たしかにそれもあります。でも、もうひとつ、見落とされがちな要因があるんです。それが、たんぱく質をはじめとした栄養の不足です。

この記事では、なぜ梅雨にだるくなるのかを整理したうえで、たんぱく質がそこにどう関わっているのか、そして無理なくできる食べ方を正直にご紹介します。


なぜ梅雨はだるくなるのか

梅雨のだるさには、だいたい次の3つが重なっています。

① 気圧の変動で自律神経が乱れる

低気圧が続くと、自律神経のバランスが崩れやすくなると言われています。

自律神経は、身体を活動モードにする交感神経と、休ませる副交感神経の切り替えを担っています。気圧がぐらぐら動くと、この切り替えがうまくいかなくなって、だるさや頭の重さにつながるんですね。

② 日照不足で気分が落ちやすい

雨の日が続くと、どうしても日光を浴びる時間が減ります。

日光は、気分を安定させるセロトニンという物質と関わりが深いと言われています。曇り空が続くと、なんとなく気分が沈みやすくなるのは、ここも一因かもしれません。

③ 食欲が落ちて、栄養がかたよる

蒸し暑くてジメジメしていると、食欲が落ちやすいですよね。

そうめんや冷たい麺、さっぱりしたものばかりになって、気づくとたんぱく質がすっぽり抜けている。これが、地味だけれど見逃せない要因だと思います。

梅雨にだるくなる要因 背景 食事で手当てできる?
気圧の変動・自律神経の乱れ 低気圧が続く 間接的に
日照不足・気分の落ち込み 雨で日光が減る 一部
食欲低下・栄養のかたより 蒸し暑さ、冷たい麺中心 できる

3つのうち、自分でいちばん手当てしやすいのが、3つめの「食事のかたより」なんですね。


たんぱく質不足が、梅雨のだるさに重なるとき

ここで、たんぱく質の話です。

梅雨で食欲が落ちて、麺類や冷たいものばかりになると、たんぱく質が不足しがちになります。そして、たんぱく質が足りない状態は、梅雨のだるさと相性が悪いんです。

理由は大きく2つあります。

ひとつは、気分を安定させるセロトニンの材料が、たんぱく質(に含まれるトリプトファンというアミノ酸)だということ。日照不足でただでさえ不足しがちなところに、材料まで足りないと、気分の落ち込みが重なりやすくなるかもしれません。

もうひとつは、たんぱく質には食べたあとに身体を温める働き(食事誘発性熱産生)があること。冷房と冷たい食事で身体が冷えやすいこの時期、たんぱく質が抜けると、その分だけ冷えやすくなる可能性があります。このあたりは「たんぱく質をとると体温が上がる?」の記事でもう少し詳しく書いています。

正直に言うと、「たんぱく質をとれば梅雨のだるさが治る」とまでは言えません。気圧のことは食事ではどうにもなりませんし、わかっていないことも多い分野です。ただ、自分でコントロールできる部分、食事のかたより、を整えておくと、だるさの底上げにはなるかもしれないんですね。


梅雨を乗り切る、たんぱく質の摂り方

難しく考える必要はないと思います。ポイントは「冷たいものに、たんぱく質をひとつ足す」だけです。

  • 冷たい麺に、たんぱく質を一品 — そうめんに卵やささみ、冷奴を添えるだけでもかなり変わります
  • 朝にたんぱく質を寄せる — 食欲が落ちる昼夜より、比較的食べやすい朝にまとめるのも手です
  • 温かいものを一品はさむ — 全部を冷たいものにせず、温かい汁物を一杯入れると身体が落ち着きやすいです
  • 無理に量を増やさない — 食欲がないときに「もっと食べなきゃ」と思うと、かえってしんどくなります

1日にどれくらい必要かの目安は、「たんぱく質は1日どれくらい必要?」にまとめてあるので、よければ参考にしてみてください。

食欲がなくて、固形物がしんどい日もありますよね。

そういうときは、温かいスープにたんぱく質を入れてしまうのも、ひとつのやり方です。KOREDE が作っているのは、香料・砂糖・人工甘味料を使わない、出汁ベースの「食べる」プロテインスープです。

食欲が落ちる時期でも、食事の一品としてするっと摂れるように、と5年間こればかり考えてきました。あくまで食事と一緒に、一品として足す使い方が前提です。これだけで食事を済ませるための置き換えではないんですね。

お肉やお魚はボリューム的に…なんてときに、スープは良いと思うのです。


それでも、無理はしないでください

最後に正直なことを書いておきます。

梅雨のだるさは、栄養だけの問題ではありません。気圧、睡眠、日照、ストレス、、、

いろいろなものが重なって起きています。たんぱく質を足したからといって、すべてがすっきりするわけではないですね。

それに、だるさがあまりに強かったり、長く続いたりするなら、栄養の話で片付けずに、休むことや、必要なら受診することのほうが先だと思います。

そのうえで、「食事がかたよっているな」という自覚があるなら、たんぱく質を一品足すところから始めてみてください。自分でコントロールできる小さなことを整えておくと、梅雨のしんどさが少し軽くなるかもしれないですね。

もし「これ、たんぱく質不足かも」と気になったら、「たんぱく質が足りないとどうなる? 10のサイン」もセルフチェックに使ってみてください。


よくある質問

Q: 梅雨にだるくなるのは気圧のせいですか?

気圧の変動による自律神経の乱れは、大きな要因のひとつと言われています。ただ、日照不足による気分の落ち込みや、食欲低下による栄養のかたよりも重なっていることが多いんですね。気圧そのものは変えられませんが、食事や睡眠など、自分で整えられる部分から手をつけるのがよいかもしれません。

Q: 梅雨のだるさに、たんぱく質は効きますか?

「これで治る」とまでは言えません。ただ、たんぱく質は気分を安定させるセロトニンの材料になり、食後に身体を温める働きもあると言われています。梅雨で食事がかたよっているなら、たんぱく質を足すことでだるさの底上げにはなるかもしれません。あくまで食事全体を整える一部として考えるのがよいと思います。

Q: 食欲がない梅雨の時期、何から食べればいいですか?

比較的食べやすい朝に、卵や乳製品、豆腐などのたんぱく質を寄せるのがおすすめです。冷たい麺だけで済ませがちな日は、卵やささみ、冷奴を一品添えるだけでもかたよりが減ります。固形物がしんどい日は、温かいスープにたんぱく質を入れる方法もあります。無理に量を増やさないことも大切です。

Q: 冷房で身体が冷えます。食事でできることはありますか?

たんぱく質には食後に身体を温める働き(食事誘発性熱産生)があると言われています。冷たい食事と冷房が重なるこの時期は、温かい汁物を一品はさんだり、たんぱく質を抜かないようにしたりすると、冷え対策の助けになるかもしれません。


まとめ

梅雨のだるさは、気圧だけでなく、食欲が落ちてたんぱく質がかたよることも重なっているかもしれません。

気圧は変えられませんが、食事のかたよりは自分で整えられます。冷たいものに、たんぱく質を一品足す。それくらいの軽い気持ちで始めてみてください。

無理せず、でも栄養だけは抜けないように。それが、梅雨を少し楽に過ごすコツかもしれないですね。

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