「安いプロテインで問題ない人のほうが、たぶん多いです。」
プロテインを売っている側がこれを書くのもどうかと思うのですが、値段の差が何から来ているのかを知らないまま高いほうを選ぶのは、あまり良いことじゃないなぁと思っています。今日はその中身の話を書きます。
値段の差は、だいたい3か所から来ています
プロテインの価格差は、魔法でも品質の絶対値でもなくて、3つのポイントに集約されます。
1. たんぱく源そのもの
ホエイ(乳由来)とソイ(大豆由来)では原料価格が違いますし、同じホエイでも精製度(濃縮タイプか分離タイプか)で変わります。ここは分かりやすい差です。
2. 甘味料と香料をどう使うか
人工甘味料と香料は、少量で強く効いて、しかも安い。だから「美味しく感じさせる」コストを下げたいときに、まずここが使われます。逆にここを削ると、味を作る難易度が一気に上がって、原料側にお金がかかります。
3. 形にするコスト
粉を袋に詰めるだけのものと、スープや食品の形にしてあるものでは、製造工程の数が違います。当たり前の話なのですが、意外と見落とされがちなところかなと思います。
「1袋いくら」ではなく「1食いくら」で見てください
ここが一番大事かもしれません。
袋の値段だけを比べると差が大きく見えるのですが、1食あたりの量は商品によってぜんぜん違います。1食20gのものと30gのものでは、同じ1kgでも取れる食数が1.5倍違います。
比べるときは「1食あたり、いくらか」を見てください。それだけで、思っていたのと順位が入れ替わることがけっこうあります。
甘くない、食事に足すプロテインスープ
安いプロテインで十分な人
はっきり書きます。次に当てはまる方は、安いもので良いと思います。
- 甘い味が好き、または気にならない
- 水や牛乳に溶かして飲むスタイルが続いている
- お腹の調子に問題が出ていない
- とにかく量を確保したい(運動量が多い方など)
このどれもが満たせているなら、わざわざ高いものに乗り換える理由はほとんどないんじゃないかなと思います。安いもので続けられているんであれば、他のものを選ぶ必要はありません。
値段以外の理由が出てくるのは、たいてい「続かなくなったとき」
高いもをを検討する人って、価格に不満があるわけではなく、安いものが続かなかった人という傾向があるように思います。
甘さがしんどくなってきた場合
毎日となると、甘い味は思ったより負担になります。これは好みの問題というより、飽きの問題に近いかもしれません。甘くないプロテインの選び方で、原材料表示での見分け方をまとめています。
「飲む」という形が合わない場合
粉を溶かして飲むこと自体が続かない、という方も一定数いらっしゃいます。プロテインが続かない・飽きる人へにも書きましたが、味ではなく形式が理由のことがあります。
お腹の調子が合わない場合
乳由来のもので合わない方は、大豆由来を試す選択肢があります。ソイプロテインが苦手な人へ。
| こういう方 | 向いていそうな選び方 |
|---|---|
| 甘い味で続けられている | 安価な一般的プロテインで十分 |
| 量をしっかり確保したい | 大容量・粉タイプ |
| 甘さが続かなくなった | 甘味を使っていないタイプ |
| 飲む形式が続かない | 食事の形になっているもの |
| お腹が合わない | たんぱく源(乳/大豆)を変えてみる |
KOREDEは、ざっくりいうと割高です
KOREDEの話をすると、KOREDEのプロテインスープは400gで3,480円、1食20gで20食分なので1食あたり174円くらいになります。粉のプロテインと1食単価で比べれば、高いほうです。
理由は上の3つそのままで、砂糖と人工甘味料を使わず、香料もできるだけ使わずに、野菜パウダーなど自然の素材をたっぷり使って、スープという食事の形にしているからです。そのぶん原料と工程にお金がかかっています。
なので、安いものでも問題なく続けられている方には、一般的なプロテインをおすすめします。KOREDEを選ぶ理由があるとしたら、それは「安いから」ではなく「甘いものが続かなかったから」のほうかなと思います。
よくある質問
安いプロテインは品質が悪いということですか?
いいえ、そうとは限りません。値段の差は原料の種類・甘味料の使い方・製品の形状から生まれるもので、安い=粗悪という意味ではありません。たんぱく質の量あたりで見れば、安いもののほうが効率が良いことも普通にあります。
プロテインの1食あたりの値段はどう計算すればいいですか?
「商品価格 ÷(内容量 ÷ 1食分の量)」で出せます。送料が別なら、その分も足してから比べてください。1食分の量は商品によって20g〜30gと幅があるので、ここを揃えないと比較になりません。
高いプロテインに変える価値があるのはどんなときですか?
安いものが続かなくなったときです。甘さに飽きた、飲む形式が合わない、お腹の調子が合わない。
このどれかが理由で摂れなくなっているなら、価格以外の軸で選び直す意味があります。続かないプロテインは、安くても結局もったいないので。
たんぱく質は値段の高いプロテインのほうが多く摂れますか?
必ずしもそうではありません。1食あたりのたんぱく質量は商品ごとに表示されているので、そこを直接見比べるのが確実です。KOREDEのスープは1食(20g)でたんぱく質10gと、19種類のビタミン・ミネラルが入る設計にしていますが、たんぱく質量だけを見れば粉タイプのほうが多いものもあります。
結局、どれを選べばいいですか?
いま続けられているものがあるなら、それがいちばん良いです。続いていないなら、値段ではなく「なぜ続かなかったのか」から選び直してみてください。
まとめ
プロテインの値段の差は、たんぱく源・甘味料の使い方・製品の形の3か所から来ています。比べるときは1袋ではなく1食あたりで、送料込みで見てください。
いま安いもので続けられているなら、それを変える必要はないと思います。値段を見直すタイミングは、続かなくなったときかもしれないですね。



