コラーゲンもたんぱく質です
コラーゲンというと多くの人が知っていると思いますが、コラーゲンも酵素と同じでたんぱく質だということを知らない人は、意外と多いのではないでしょうか。
先日の記事でもあげたように、たんぱく質の50%が酵素だと言われていますが、コラーゲンはたんぱく質の30%を占めていると言われます。
コラーゲンも30近くの種類があり、骨や皮膚など器官によって種類がことなります。軟骨がコラーゲンというのはご存じの方も多いと思いますが、軟骨だけでなく、肌や腱などにもコラーゲンが含まれています。
タンパク質は肌と骨を作る
①コラーゲンは弾力のあるもので、皮膚にあるコラーゲンは、肌の潤いや弾力、ハリを与えてくれます。
②骨に含まれているコラーゲンは繊維状になっていて、骨に弾力を与えています。骨の構造はよく鉄筋コンクリートに例えられるのですが、表に見えるコンクリート部分はカルシウムでできていて、鉄筋部分がコラーゲンでできています。
鉄筋がないコンクリートは、引っ張られる力に弱いのでヒビが入りやすかったりします。ヒビが入ったコンクリートの壁を見たことがある方も多いと思いますが、家などに使われるコンクリートには鉄筋が入っているので崩れないんですね。鉄筋が入っていなかったらボロボロと崩れてしまいます。
肌も骨も老化するのはタンパク質不足?
コラーゲンは年齢とともに減少、老化していきます。コラーゲンがなくなると、肌は弾力がなくなり、骨は柔軟性がなくなります。コラーゲンの老化した骨は、ヒビが入りやすく、折れやすくなってしまいます。
肌の場合は、コラーゲンが弾力やハリを与えているので、弾力とハリが無くなりたるみやシワができやすくなるんですね。コラーゲンのようなカラダを維持するたんぱく質を、構造たんぱく質と呼びます。
最近女性の間でプロテインが流行りだしているのもタンパク質の美容効果の部分で、コラーゲンの効果を取り上げられていることが多いんですね。
構造たんぱく質は、コラーゲン以外にもエラスチンやケラチンなどがあり、コラーゲンを含めてこれらが皮膚や髪、爪の元になっています。構造たんぱく質は加齢とともに減少していくので、肌が老化していきます。
老化対策には、ビタミンも重要ですが、たんぱく質もしっかりと摂る必要があるんですね。
コラーゲンを摂るのは効果がある?
酵素を摂っても分解されてアミノ酸になるので、よくある酵素の効果はないと言われていますが、コラーゲンを摂るのは効果があると言われています。以前までは、酵素と同じ様にコラーゲンもアミノ酸でできているので、分解されてアミノ酸になると考えられており、「コラーゲンを食べても意味がない」と言われていました。
詳細はまた別の記事ででも書こうと思いますが、簡単に言うと、タンパク質の最小単位は、アミノ酸です。
アミノ酸が数十個〜数千個つながって役割を持ったものがタンパク質です。いっぱいつながっていても役割を持っていないものもあり、役割を持っていないものをペプチドといいます。ペプチドというのを聞いたことがある方もおられると思います。
コラーゲンを食べた場合、アミノ酸まで分解される部分もあるのですが、一部はアミノ酸まで分解されず、ペプチド状態(アミノ酸がいくつかつながっているもの)で腸に吸収され、コラーゲンペプチドとして、全身に送られると考えられています。
実際に効果があるのかどうかは、賛否両論あるのでここでは明言は控えますが、気になる方はぜひぜひ調べてみてください。
そして、わかったら教えて下さいね。