抗体もタンパク質ですよ
ここ最近はコロナの影響もありよく話題に出てくる抗体、これもたんぱく質です。
抗体は、主なタンパク質の役割のひとつで、防御タンパク質とも呼ばれています。
その名の通り、外敵に抗う(あらがう)タンパク質です。外から入ってきたウイルスや細菌にひっつき動けなくしたり、やっつけたりします。よくパズルや鍵などのように例えられていますね。凹にハマるのは、凸で通常は凸の成分がはまるが、同じような形のウイルスや細菌が、本来はまるはずのものに変わってはまってしまったり、凹の形になって、凸のウイルスにひっつきに行って無効化するというような…。文字で書くのは無理があるので、そのうち図でも書きますね。
抗体と免疫の違い
抗体と近いのが免疫です。抗体と免疫の違いがはっきり説明できる人は少ないと思うので、免疫もタンパク質なの?という人も多いと思います。私も調べるまでわかりませんでした。
免疫は、簡単に言うとシステムです。外部から入ってきた外敵(抗原)に対して抗体を作り出す仕組みです。免疫に関してもわかっていないことが多いのですが、免疫には、自然免疫と獲得免疫という2つの免疫システムがあります。
自然免疫は生まれながらに身についている働きで、病原菌やウイルスなどの外敵が入ってきた時に現れる反応です。
獲得免疫は文字通り獲得するもので経験値のようなものです。子どもが風邪を引きやすく大人が風邪を引きにくいのは、獲得免疫によるものが大きいです。じゃあ、大人の方が免疫力が高いのかというとそういうわけではなく、免疫力は自律神経の乱れに影響します。自律神経とはカラダをコントロールする仕組みで、歳とともに老化していきます。若いほど自律神経は優れていて、40代で10代の1/2、60代で1/4まで下がると言われています。
タンパク質自体は免疫システムではないですが、抗体はタンパク質でできているので、抗体をしっかり保つためにはタンパク質が必要なんですね。
ここらへんの話は色々とややこしく、誤解を持たれてしまいそうなことも多いので、気になる方はぜひ調べてみて教えて下さい。
タンパク質が抗体の役目を果たしているということだけ、持って帰ってくださいね。