プロテイン(たんぱく質)が腎臓に悪い、という話、よく聞きますよね。
ざっくり言うと、健康な方が普段の食事にたんぱく質を少し足すくらいで、すぐに腎臓を悪くするわけではない、というのが今のところの見方なんですね。
ただし、これには条件があります。ひとつは「健康な方が」という部分。もうひとつは「少し足すくらい」という部分。この2つが外れると、話は変わってきます。
この記事では、腎臓の働き、たんぱく質の理想的な摂り方、最近よく言われる「リン」の話、そして 腎臓が心配な方はどうすればいいのか を、できるだけ正直にお話しします。
※ すでに腎臓の持病がある方は、この記事の一般論ではなく、必ず主治医の指示に従ってください。
まず、腎臓は何をしているのか
腎臓は、体の中の不要なものをろ過して、必要なものは体に戻し、いらないものは尿として外に出す臓器なんですね。
ここで大事なのは、何でも「摂りすぎ」は腎臓の負担になる ということ。たんぱく質に限った話ではなく、塩分でも、糖分でも、摂りすぎたものを処理するのは腎臓やほかの臓器の仕事です。
「たんぱく質だけが腎臓に悪い」というより、「処理しきれない量を一度に入れると負担になる」と考えたほうが、実態に近いかもしれません。
たんぱく質は「1日にどれくらい」必要なのか
栄養素によって、1日に必要な量はまったく違います。
| 栄養素 | 1日の必要量の目安 | 単位の感覚 |
|---|---|---|
| ビタミン・ミネラル | 数 mg〜 | ごく少量 |
| たんぱく質 | 数十 g | けた違いに多い |
人の体は、おおよそ水分60%・たんぱく質20%・脂質10%、残りがミネラルなどでできていると言われます。たんぱく質は体を作る主材料なので、必要量も「mg」ではなく「g」の世界なんですね。
厚生労働省の食事摂取基準でも、成人で1日あたり最低 60〜70g 程度 のたんぱく質が目安とされています(年齢・性別・活動量で変わります)。体の中には10万種類以上のたんぱく質があって、筋肉だけでなく、コラーゲン・抗体・酵素など、ものすごく多くの役割を担っています。
正直に言うと、たんぱく質に関しては種類も役割も非常に多く、まだ分かっていないことも多いんですね。なので「これが絶対」と言い切るのは難しい部分があるなぁと思います。
甘くない、食事に足すプロテインスープ
問題は「量」より「偏り」かもしれません
ここが、この記事で一番お伝えしたいところです。
たんぱく質は、1日3食くらいに分けて、こまめに摂る のが理想と言われています。体は4〜5時間ごとにたんぱく質を使うので、一度にドカッと入れるより、分けて入れたほうが効率よく使えるんですね。
腎臓に負担がかかりやすいのは、たとえばこんなケース。
- 日中はあまりたんぱく質を摂らず、夜のジム後にプロテインを一気に飲む
- そこに高たんぱくな食事も重なって、夜だけ大量 になる
1日トータルの量は同じでも、こうやって1食に偏ると、その1食分は「処理しきれない量」になりやすい。余った分は排出されて、その処理が腎臓の負担になる、という流れです。
つまり「プロテイン=腎臓に悪い」というより、「偏った摂り方=負担になりやすい」 と言ったほうが正確なのかもしれません。
最近は「リン」のほうが話題かもしれません
これは元記事でも触れていた、少し独自の視点なんですが、
最近は、たんぱく質そのものより リン(リン酸) のほうが腎臓には問題ではないか、という話も出てきています。リンは加工食品や清涼飲料などに幅広く使われていて、40代以上の日本人の多くは、生涯の摂取目安をすでに超えているとも言われるんですね。
昔の「塩分のとりすぎ」のように、これから少しずつ気をつけましょう、という流れになっていくのかもしれません。
ただ、この辺りもまだはっきり分かっていない部分が多いので、「リンが悪い」と決めつけるのも違うかなぁと思います。気に留めておくくらいがちょうどいい温度感かもしれないですね。
腎臓が心配な方は、こうしましょう
「じゃあ結局どうすればいいの?」という方へ、具体的にできることを挙げてみます。
- すでに腎臓に持病がある方は、まず主治医に相談する。 たんぱく質制限が必要なケースがあるので、ここだけは自己判断しないでください。これが一番大事です。
- 健康診断の腎機能の数値(クレアチニン・eGFR など)を一度確認する。 気になる値があれば、食事の前にお医者さんに相談するのが先です。
- たんぱく質を「1食にまとめず、3食に分ける」。 朝・昼・夜にこまめに、が基本です。
- 水分をしっかり摂る。 ろ過を助ける意味でも、極端な制限より、ふつうにバランスよく、が安心です。
- 「足りないところに少し足す」発想にする。 毎食しっかり食べられている方は、そもそも追加のたんぱく質は不要なことが多いです。
KOREDE をご利用くださる場合も、考え方は同じです。KOREDE は 「食事の1品」として、足りないところに足す ことを前提にしています。1杯にたんぱく質は約 10g、一般的なプロテイン(含有率90%前後)に対して、KOREDE は含有率 50% 程度。1食にドカッと、ではなく、食事と一緒に少しずつ、という設計です。
倍量を飲めば効果が倍になるわけでもないので、おすすめしていません。むしろ偏りを作らないことのほうが、腎臓の観点でも理にかなっているかなぁと思います。
よくあるご質問(FAQ)
Q. 健康な人がプロテインを飲み続けると、腎臓を悪くしますか?
健康な方が、1日3食に分けて、必要量の範囲で摂っている分には、すぐに腎臓を悪くするという確かな根拠は、今のところ強くありません。ただし「必要以上に、1食に偏って、長期間」という摂り方は別です。あくまで「ふつうに、分けて、足りない分を補う」が前提だと思っていただければと。
Q. すでに腎臓の数値が悪いと言われています。プロテインスープは飲んでいいですか?
まず主治医にご相談ください。 腎臓に持病がある方は、たんぱく質を制限したほうがいいケースがあります。これは KOREDE に限らず、たんぱく質食品全般の話です。自己判断は避けていただきたい部分です。
Q. 1日にどれくらいまでなら大丈夫ですか?
成人で1日 60〜70g 程度が最低限の目安、と言われています(年齢・性別・活動量で変わります)。大事なのは総量だけでなく 分け方 で、1食に集中させないことです。
Q. プロテインとリン、どちらを気にすべきですか?
どちらか一方ではなく、「偏らせないこと」が共通の答えかなぁと思います。リンは加工食品や清涼飲料に多いので、そういったものに偏りがちな方は、少し意識してみてもいいかもしれません。
Q. KOREDE は腎臓に配慮した商品ですか?
KOREDE は「腎臓のための商品」ではありません。あくまで、たんぱく質と19種のビタミン・ミネラルを 食事に1品足す ための補助食品です。腎臓の治療や制限が必要な方は、商品の前に必ずお医者さんの指示を優先してください。
まとめ
- 健康な方が、ふつうの食事に少し足すくらいで、すぐに腎臓を悪くするわけではないんですね
- 問題になりやすいのは「量」より「偏り」。1食にドカッと、ではなく、3食に分けるのが基本です
- 最近は、たんぱく質よりリン(リン酸)のほうが話題になりつつあります。ただ、まだ分かっていないことも多いです
- すでに腎臓に持病がある方は、自己判断せず、必ず主治医に相談してください
- KOREDE は「食事の1品」。足りないところに少し足す使い方が、腎臓の観点でも理にかなっていると思います
他人の意見をうのみにするより、「なぜそう言われているのか」を一度考えてみると、自分にとっての答えが見えてくるかもしれません。
もしわかりにくいことや、「私のケースだとどうですか?」というご質問があれば、LINE や公式サイトのお問い合わせからご連絡頂けると嬉しいです。



