たんぱく質を取ると体温が上がります
食後に身体があたたまるように感じたことがあると思いますが、この現象を食事誘発性熱産生(DIT)といいます。食べた栄養素を消化吸収するときに熱が発生し、体温が上がります。 3大栄養素の中でたんぱく質の熱産生が一番高いことがわかっており、たんぱく質30%、糖質6%、脂質4%とそれぞれのエネルギーが熱を発生させます。
朝が一番効果的
ノーベル賞で話題になった体内時計も、このDITが重要な役割になっています。1日の24時間周期は、光と食事の刺激で日々リセットされると言われているように、朝の光で目覚めて朝食を摂ることで1日がリセットされます。DITによる体温アップ効果も朝と夜では、効果が半減することがわかっています。
たんぱく質で代謝アップ
たんぱく質は筋肉をはじめ様々な役割に使われるためエネルギー消費が多く、熱が発生しやすいと考えられています。たんぱく質を取ることで代謝が上がるというのも、このような理由があるからなんですね。
使われることで熱が発生する
使われることで熱が発生すると言ってもわかりにくいかもしれませんが、たんぱく質は筋肉やコラーゲンや酵素など色んなものに形をかえます。形を変えることや、酵素のように食品を分解することでもエネルギーが消費されます。たんぱく質には色んな役割があるので、その分エネルギー消費が激しいんですね。
冷え性の女性は朝たんぱく質
冷え性の原因として、筋力の低下や基礎代謝の低下、食生活の乱れなどがありますが、朝食にたんぱく質をとることで体内時計をリセットし、体温を上げることで冷え性の改善になる可能性はあるかもしれません。
まとめ たんぱく質を摂ることで活発な身体に
たんぱく質には様々な役割があり、身体中で必要な役割を果たします。運動とは少し違いますが、たんぱく質をとって、身体を活性化させると、運動したくなるような元気が出てくるかもしれないですね。