【たんぱく質不足のサイン】
食べ物の効果というのはなかなか気づきにくいものです。でも、栄養が偏ると身体に様々な影響が出ます。
今日は、たんぱく質不足の兆候のお話です。
たんぱく質不足は様々なところに影響が出ます。筋肉量の変化などはなかなか気づきにくいです。肌、髪、爪は比較的早く変化を感じやすいので、集中力が続かなかったり、イライラしやすくなったり、疲れやすくなってきたときは、これらに変化の兆候がないかを確認してみましょう。
【肌のターンオーバーは30日】
年齢にもよりますが、30〜40日程度で肌は入れ替わります。肌のたんぱく質といえばコラーゲンです。もし、肌のハリやツヤ、弾力がなくなってきたなと感じたら、たんぱく質が不足しているかもしれません。骨の弾力性や軟骨もコラーゲンが担っています。コラーゲン不足は外見だけでなく骨が弱っている可能性もあるので注意しましょう。
【髪の影響は数週間〜数ヶ月】
髪の生え変わりは長さによって様々ですが、髪のたんぱく質不足を感じやすいのは、抜け毛や切れ毛です。髪がたんぱく質不足になると、髪が細くなったり、伸びが遅くなります。髪が細くなることで切れやすくなったり、抜けやすくなります。抜け毛の原因には様々な影響がありますが、加齢に伴って抜け毛が増えるのは、たんぱく質吸収率の問題もあるかもしれません。
【爪の生え変わりは半年〜1年】
爪の主成分もたんぱく質(ケラチン)です。爪の生え変わりは時間がかかるので、少しわかりにくいですが、爪のたんぱく質不足のサインは縦線です。乾燥や老化によって起こると言われていますが、目に見える判断材料としては参考にしても良いでしょう。見た目以外にも爪が割れやすくなったり、柔らかくなったりするとも言われています。
【疲れやすくなったら、たんぱく質不足かも】
集中力の低下や疲労感もたんぱく質不足のサインです。ドーパミンや幸せホルモンとして知られるセロトニンもたんぱく質です。肌や髪などのように目には見えにくいですが、集中力の低下や疲労感を感じたら、日々の食事を振り返ってみると良いでしょう。
もちろん筋力の低下も疲労感に影響するので、たんぱく質の摂取を意識しましょう。
【疲れやすくなったら食事を振り返ろう】
集中力の低下や疲労感を感じたら食事を振り返ってみて、思い当たるフシがあったら、肌や髪などに変わりがないかを見てみましょう。たんぱく質はしっかりとっているということであれば、たんぱく質だけでなく、ビタミンやミネラルも必要なので、それらもしっかり摂れているか振り返ってみると良いでしょう。