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1日1食ダイエット(プチ断食)のメリットとデメリット

プチ断食

かれこれ10年前くらい、若気の至りというやつで当時話題になっていた1日1食生活というのを試したときのお話。当時、1日1食生活のメリットとしてよく言われていたのが、

  1. 痩せる

  2. 集中力が増す

  3. 眠くならない

当時は、働き盛りですから、「もっと時間があったら」とか「全集中!」みたいな忍法的ななにかがないもんかなと、時間がないのにそんなことばっかり調べていました。#本末転倒甚だしい

その結果、これは!と手を出したのが“一日一食生活”。たしかベストセラーになったり、メディアでもいくつか取り上げられていたような…

先に結論から言ってしまうと、1ヶ月続けてわかったのが、“飢餓(状態)になる”からやめとけ!です。そして、むしろ太るからやめとけ!です。

 

痩せる?

最初の2〜3日は空腹で、死にそうになります。3日目以降は身体が馴染むのか、人間てよく出来たものなのか、空腹感はそこまででません。あ、一食といっても、朝昼は、糖質の少ないスムージー的なやつは飲みます。

1ヶ月続けましたが、最終的には3㎏ぐらいは痩せましたね。確かに痩せはします。同時にやめて1ヶ月も立たないうちにリバウンドしたのを強く覚えています。

単純に、摂取カロリーが少なくて、筋肉が落ちたから痩せて、代謝が悪くなった状態で、3食生活に戻ったから余計太るわけですな。

まさに、トロント最高の医師が教える世界最新の太らないカラダで書かれていたやつですね。

リバウンド Long-term persistence of adaptive thermogenesis in subjects who have maintained a reduced body weight 2008 を参考に作成

 

消費カロリーと摂取カロリー(食事量)は比例しているので、1日1食だとどんどん消費カロリーが落ちていく。最初の数日は食事をしていないから体重は減っていくけど、消費カロリー(代謝)も落ちていて、1ヶ月後3食に戻したら、消費カロリーが低いまま摂取カロリーが増える。消費カロリーは落ちてしまうとなかなか上がらず、以前は1対1ぐらいで釣り合っていたカロリーが、消費カロリー1に対して摂取カロリーが3ぐらいになるのか、一瞬で元通り…

もっと早く、トロント最高の医師が教える世界最新の太らないカラダ この本に出会っていればと、常々思っています。

 

 

集中力はあがる?

当時は痩せることはそんなに目的ではなく、痩せることよりも大事だったのが、集中力と「ショートスリーパーに俺はなる!」という目的です。

集中力はあがるのかというと、あがる、、、たしかに上がった気はする。

一瞬は…。

それが集中しているかどうかというのは、自己判断ですが、客観的に当時の私の状態というのは、

腹減った(3日目以降は空腹感はないものぽっかり感)

エネルギー不足

他のことなんて考えられない(全集中?)

 

という状態で、他のことを考えようものなら食べ物のことが浮かびます。当時はなぜだか、屋台が並ぶ神社の祭りをしょっちゅう思い浮かべていた気がします。ジャンクなのが食べたくなってたんですかね。

こんな集中は続くわけもなく、なんだか、目に映るものの彩度が薄くなっていたのを覚えています。#朦朧としてたんでしょうね。

 

あと、単純にタンパク質不足もあるんだと思います。セロトニンやドーパミンなどの神経伝達物質はタンパク質です。眠くならないの話にも関連しますが、深い眠り(脳を休める)を作るメラトニンもタンパク質であり、これらがことごとく不足するので、脳がボヤボヤしてしまったんでしょうね。

タンパク質不足ヤバい

 

眠くならない

眠くはならない?いや普通に寝てましたね。

だって、夜は食べるわけだから、今考えると、朝昼抜いた分、血糖値スパイクがそれはそれはすごかったと思います。血糖値が上がって、急降下するわけですから、空腹感はバク上がりです。寝ざるおえない。空腹に耐えられず。

ただ、深い眠りには入れず、セロトニン、ドーパミン不足なのか、ボーッとした状態。

 

要するに飢餓!

完全に飢餓状態ですよね。空腹でエネルギー不足だから、エネルギーを分散させないように全集中!やるしかない。でも、振り返ってみると、徹夜明けの二日目のように記憶に靄がかかっている。目の前の獲物に食らいつき、5秒後には忘れている。野生ですね。

そんな環境下でも野生のように、命を奪われるリスクに怯え、草原を走り回っていれば身体も研ぎ澄まされ、野生の身体になれたのかも知れないですが、野生に帰るつもりもないので、飼われたペットのように、、、となる始末。

とりあえず、石の上にも三年ではないですが、やるからには1ヶ月はやってみるという目標だけは忠実に、いつかネタにできるかなぁと続けてみたわけです。

結果は、もちろん人によって合う合わないというのはあるのかもしれませんが、私は、プチ断食も勧めませんし、過剰なダイエットも勧めません。

 

ちゃんとした食事大事

ダイエットも集中力も、論理建てて考えると基本的にはとても単純。ただ、単純だと話題にもならないから、色んな情報が飛び交っていて、きっとどこかに“ショートカット方法はあるはず”と邪な考えが色んなものを作り出すんですね。

どうすればいいかはわかりきっていて、

  1. 糖を摂りすぎない
  2. たんぱく質や食物繊維など消化に時間のかかるものを食べる
  3. 運動する

なのですが、わかってはいるものの、これが難しいんですよね。

 

1日1食生活を実践している人は参考にならない

有名な方で1日1食生活をされている人もおられるし、私は研究者でもないのでわかりませんが、ずーっとその生活をしている人は、『痩せる?』のとこの表のように、消費カロリーも摂取カロリーも低い値で、長い時間をかけて体に馴染んだのでそれが当たり前になっているんじゃないかなぁと思います。

それはそれで、一生続ける覚悟というか、「美味しいものをいっぱい食べたい!」とか、「ちょっとダイエットしよう」みたいな欲は金輪際捨てるんだ!という気があれば良いといいと思いますが、ほとんどの人が、期間限定で「ちょっと、やってみよう。」、「一旦5kgぐらい落ちたらいいな。」ぐらいの気持ちでやってみようと思われているんじゃないかなと思います。

でも、そんな心持でやったら、まぁ、十中八九、リバウンド、太りやすい体質、筋肉減少、老化と痛い目を見るんじゃないかなぁと思います。現に私がそうだった気がします。

 

結論

飢餓や1日1食というと、背水の陣とか、中二病的にハングリーっぽくてかっこよさそうな気がするかもしれませんが、悪いことは言いません。

プチ断食はやめときなはれ。

 

中でもタンパク質不足は、色々危ないので、せめてタンパク質など栄養素がどういう役割があるかというのを知った上で、覚悟を持ってから、やるかやらないかを考えるのをおすすめします。

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