プロテインであれば、たんぱく質もとれるし、ビタミンやミネラルも入っているものもあるから、置き換えにピッタリ!
なんて、思っている方がおられますが、わたしたちは、プロテインだけの置き換えダイエットはおすすめしていません。
プロテインダイエットのお話のときにも述べましたが、プロテインはあくまでもたんぱく質が不足しているときの補助として摂っていただくのがおすすめで、置き換えはやめましょう。
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もちろん、プロテインだけでなく、◯◯だけの置き換えダイエットは、どんなものでもおすすめしません。
理由は、栄養が偏るからです。
糖質や脂質は脂肪になるからとりたくないと、できるだけ摂らないようにと考えている人が多いですが、当然ながら糖質や脂質は、脂肪になる以外に多くの役割があります。
主な3つの役割を下記に上げてみたので、お目通りください。
①エネルギー
いちばん大事なのはなんといってもエネルギーです。3大栄養素と言われるぐらい、人間が活動するためのガソリンのような役割です。ガソリンをとりすぎるからあまって、脂肪になるだけで必要なエネルギーがないと、活動ができなくなるだけでなく、体がぼろぼろになって老化が進みます。
お花に水をあげないのと同じですね。エネルギーが足りないと、弱り、枯れ、朽ち果ててしまいます。
食べ過ぎがだめなだけで、食べないのは老化を促進しているのと同じだといっても過言ではありません。
②細胞やホルモンの材料
たんぱく質が、筋肉だけでなく脳や心臓などの内臓、コラーゲンなど人間の体を作っているものというのは、何度も記載していますが、脂質の脂肪以外の役割というのはあまり知られていないように思います。
脂質は、脂肪以外に悪玉コレステロールなど悪者扱いされることが多いですが、女性ホルモンや男性ホルモンの原料で、女性らしさや男性らしさに欠かせない役割があります。
また、細胞膜の原料でもあります。脂質が不足すると細胞膜の構造や機能に影響が出ます。細胞膜の機能が低下すると、細胞の成長がうまくいかなかったり、保護力が弱くなり、細胞が壊れやすくなったりします。
生物は細胞分裂を繰り返して、DNAの基、それぞれの生き物になっていくので、細胞分裂に影響が出ると“うまく”成長できなくなるということですね。
③吸収率
プロテインダイエットの仕方の記事でも書きましたが、各栄養素はバランスよく取ることで、吸収され、全身に行き渡ります。
脂溶性ビタミンと言われるビタミンA、D、E、Kは、脂溶性と言われるぐらいで、脂によく溶け、水には溶けにくい性質があります。マルチビタミンサプリなど様々なものでビタミン配合などを謳っていますが、入っているだけですべてが吸収されているというわけではない可能性が高いので、過度な期待はしない方がよいですね。
大量に取る必要はありませんが、適度なバランスが重要です。
まとめ
今回は、置き換えダイエットによる栄養の偏り問題を取り上げましたが、また、別の記事で書こうと思いますが、置き換えなどの食事制限はリバウンド体質になりやすいという問題もあります。
プロテインやサプリは置き換えなどに使うのではなく、あくまでも食事の偏りをサポートするものとしてご利用いただくのが重要です。
プロテインを使う前に、食事で摂ることができないかをまずは考えてみて、その上で足りない場合にどういうふうに摂るのが良いかというのを考えてみてください。
KOREDEでは、今のところは無料でLINEで食事指導やダイエットアドバイスもしておりますので、ダイエットや食事に関して、悩みや疑問がある方は、気楽にお尋ねください。