「プロテインは、たんぱく質です。」
ということは、みなさんご存知だと思いますが、じゃあ、具体的にどういうものかわかりますか?とお尋ねすると、答えられない方が大半です。
今日は、そんなプロテインのお話です。特に、KOREDEで使っているソイプロテインのお話です。
ソイプロテインは大豆です。
ソイプロテインのイメージは比較的良いように思います。プロテインにソイという言葉がついているので、“プロテイン”というよりも、“ソイプロテイン”というと、ソイという言葉で、ちょっと良さそうに感じられるのかな、なんて思っています。
じゃあ、ソイプロテインとはなにかというと、すごく簡単に言うと、ただの“大豆”です。プロテインは、たんぱく質で、“ソイ”プロテインは、“大豆”のたんぱく質です。
脂質と炭水化物を抜いた大豆
もう少し具体的に言うと、ソイプロテインは、大豆からたんぱく質だけを抽出したものです。
大豆には、たんぱく質以外にも脂質や炭水化物などが含まれていますが、ソイプロテインを作る過程で、これらを取り除き、たんぱく質の含有量を高めているんです。
具体的な製造方法
実際にソイプロテインがどのように作られているかというのを知ることで、より、大豆なんだということがおわかりいただけると思います。ソイプロテインの作り方は、いくつかありますが、代表的な方法を簡単に紹介します。
原料の準備:高品質の大豆を選別し、洗浄します。
脱皮と粉砕:大豆の外皮を取り除き、中身を細かく粉砕します。
油分の抽出:圧搾やヘキサン抽出法などを用いて、大豆から油分を取り除きます。この過程で得られるのが「脱脂大豆」です。
たんぱく質の抽出:脱脂大豆をアルカリ性の水溶液で処理し、たんぱく質を溶かし出します。
不溶性物質の除去:遠心分離などの方法で、溶けないファイバーなどを取り除きます。
たんぱく質の沈殿:溶液のpHを調整して、たんぱく質を沈殿させます。
洗浄と中和:沈殿したたんぱく質を水で洗い、中和します。
乾燥:スプレードライヤーなどを使用して、たんぱく質を乾燥させます。
粉砕と篩い分け:乾燥したたんぱく質を細かく粉砕し、均一な粒子サイズに整えます。
品質管理:たんぱく質含有量や他の栄養成分、安全性などをチェックします。
まず、大豆を洗浄し、異物を取り除きます。次に、粉砕して豆乳を抽出します。この豆乳から固形分と液体分を分離し、固形分を乾燥させて粉末状にします。この乾燥した固形分がソイプロテインの原料となります。さらに、この粉末を精製し、余分な脂肪や炭水化物を取り除いて、たんぱく質の含有量を高めてできたものが、ソイプロテインです。
ソイプロテインの特徴
ソイプロテインは植物由来のたんぱく質で、動物性のプロテインが苦手な方や、乳糖不耐症が8割以上いると言われる日本人にも安心して摂取できるのが魅力です。
さらに、ソイプロテインにはフィトエストロゲンと呼ばれる植物性のエストロゲンが含まれており、美容や健康を気にする女性に特に人気があります。
日本人におすすめのソイプロテイン
乳糖不耐症というと、なにやら仰々しい感じがしますが、症状としては、お腹が張ったり、少しお腹がゴロゴロするぐらいで、症状に気づかない人が大半です。ただ、体調不良のときや歳をとると症状がでやすくなる傾向もあるので、日本人にはソイプロテインの方が向いているんじゃないかなと思います。